ピアノをより上達させるには?

ピアノ奏者のルート音問題

幼少の頃よりクラシックピアノを練習し続けていて、ある程度大きくなって来たらポピュラーミュージックにも興味を持ち、中学生・高校生でピアノが弾けるから、ということでバンドアンサンブルに誘われ、キーボードに参加した、というのはよくある話です。
ここまでは何でもない普通の話なのですが、悲劇が生まれる可能性をはらんでいます。
バンドに参加したら、「なんか違う」と言われてしまうのです。
ピアノ奏者はよく、これでつまずきバンド演奏が嫌いになってしまう人もザラではありません。
一体何が起こっているのでしょうか。
ひとつはリズムの捉え方です。
根本的に、バンドでやる音楽は、最初はロックが多いでしょう。
ロックは縦ノリの音楽であるのに対し、横のリズム…平坦に捉えてしまっています。
そして、何より重要な問題。
ルート音がベースパートと被ってしまっているのです。
ロックではベースはガンガンにルート弾きをして、ギターもブリッジミュートでルート音を弾いています。
低音が重なり、真ん中や高域がスカスカ…という現象が起こりうるのです。
ルート音をオクターブ上げ、音域を中域から高域中心にして、思い切って低音を省きます。
これだけで、劇的に変わるのでおすすめです。

ピアノにおけるルート音の豆知識

ルートは日本語で根音と訳され、コードの基本となる音を指します。
たとえば、Cメジャーコードのルート音はCになります。
Cは「ド」の音のことです。
まず、ピアノの音階の表記について説明します。
日本語表記、イタリア語表記、英語表記があり、日本語表記は「ハニホヘトイロ」、イタリア語表記は「ドレミファソラシ」、英語表記は「CDEFGAB」です。
それぞれ順番どおりに各音が対応します。
次に調についてです。
メジャーは長調と訳されます。
始まりの音から「ドレミファソラシド」の音階を奏でます。
マイナーは短調と訳され、始まりの音から「ラシドレミファソラ」の音階を奏でます。
コードは和音のことで、和音とは三つ以上の高さの違う音が重なり合って響くことです。
実際は、ピアノの左手の演奏のなど、二つの場合もありますが、このときは三つの内の一つが省略されています。
ルート音はこの和音の根幹を成す重要な音なのです。
Cメジャーコードは「ド」に「ミ」と「ソ」が重なります。
C6、C7などはすべてルートがCの和音で、「ド」の音を基本に高さの違う音を重ねていきます。
ピアノの場合、手の形がどのコードでも同じようになってしまいます。
つまり、鍵盤に置いた手を目で見て覚えるのは難しくなります。
その和音の成り立ちを、たとえばメジャーコードは「ルート音、長三度、完全五度」から成り立つというように、頭に入れてしまったほうがいいでしょう。

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2016/9/23 更新

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